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何を失敗と呼ぶのかは自分で選ぶことができる。:「ぜんぜん気にしない技術」読書メモ

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先日、東京都知事に出馬された家入一真と、現在株式会社アルク取締役の森田正康氏による共著です。

生い立ち、家庭環境が全くことなる、むしろ対極と言っていい両者の間には多くの共通点があり、かなり興味深い内容になっています。

 

  • 何かをはじめるときに重要なのは、失敗しないための準備でも、最後までやり遂げようとする決意でもなく、逃げる早さだと思う。見切りをつける早さと言っていい。

 

  • 日本は自己破産しても8年くらいでなにごともなかったかのように復活できる国だ。そんな国は世界にあまりない。イヤなグローバルスタンダードだけど、もし返せない借金があるなら、奥さんや娘を売るか内蔵を売るか傭兵になるか、いずれも人生ヘビーモードな選択しかない。そういう世界に目を向けると、日本は十分温かい国だって思える。

 

  • なかには発言することを恐れて、黙っていればなんの波風も立たず、平和に生きていけると思っている人もいるかもしれない。でも、僕たちは発言してくれる人を求める。だって、発言しない人なんていてもいなくても同じだから。

 

  • だいたい飲み会にちょっと行かないだけでダメになってしまうようなそんな薄っぺらい関係に必死になって繋がっておく必要はない。

 

  • だから、もし誰かのひとことにきみの心が動いてしまっても、すぐに忘れていい。誰かの心ないひとことが胸にぐさっとささることもあるかもしれない。でも、その誰かが言ったひとことには、本当に心なんてこもっていないんだ。深く考えずに言っているだけ。それに対してきみが深く考えたってしょうがない。時間のムダだ。

 

  • たしかに大企業は滅多なことでは潰れないし、給料だって中小企業に比べたら高いところが多いのは間違いない。でも、勘違いしてはいけないのは、安心なのは会社そのものであって、大企業で働いているきみじゃないってこと。

 

  • 英語を勉強する前にもう少し考えるべきだと思う。前にも言ったように、会社にもよるけど業務で英語を必要とする割合は1割程度。だったら、英語をマスターする前にもっとやるべきことがあるかもしれない。

 

  • もし「世の中とは…」って考えてみて、自分から遠く離れた人々を想像したなら、忘れているたちがいる。きみの家族、友達、会社の同僚や上司、いつもお世話になっている薬局の店員さん。きみの半径5メートルによくいる人たちだ。

 

  • 世の中のすべての仕事は、それをやってもらわないと困る人がいるから成り立っている。その仕事がどれだけ役に立っているかでもらえる報酬が変わる。「何か困っていることないかな」と探し、「この問題はどうしたら解決できるかな」と考えることはシンプルにビジネスのきっかけを見つけることでもあるんだ。

 

  • 世の中、思い通りに行かないことばかり。その中で生きているのだから失敗は避けられない。でも、何を失敗と呼ぶのかは自分で選ぶことができる。これって、すごく大きな自由だと思わないだろうか?

 

  • みんな将来が不安って言うけど、結局、将来っていうのは今の積み重ねでできるもの。だから、貯金するだけで何もしないより別の何かに投資したほうが最終的なリターンはきっと大きくなる。

 

 「失敗」の定義は自分で決めるもの

このお二人もそうですが、ガンホー孫泰蔵さんなど、多くの優秀な経営者の多くは「失敗なんて大したことない」と考えておられます。これは文字とおり、日本という国では失敗してもなかなか死ぬことなんてないし、そういう安全な国であることをしっかりと理解されているからこその言葉です。

 

そのほかにも、

スマホアプリで教育関連の事業を起こしている「アオイゼミ」の代表・石井氏は

でも自分の生活レベルの最低限度をそこに置けば、起業のリスクとか怖くないんですよね。会社をつくったのが27歳とかだったので、まぁどうせ乗るかそるかは1〜2年でわかるだろうと。最悪会社が全然だめだったとしても、また営業の仕事をすればいいし、そしたら月給20万で働けるわけじゃないですか。それで十分生活できる。だったらチャレンジしないと損だ、ということで起業しました。

「死ぬ気で世の中変えようぜ」:スマホアプリで教育を変える「アオイゼミ」代表・石井貴基氏 : イケハヤ書店

とこのようにおっしゃっていますし、株式会社バーグハンバーグバーグ代表取締役シモダテツヤ氏は

日本なんてまず餓死することないし、正直どうにかなりますよ

みたいにおっしゃっています。

株式会社バーグハンバーグバーグ代表取締役 シモダテツヤ氏『人生どうにかなりますよ』 - Shimoty's log

 

ここで重要なのが、「失敗」の定義なんて人それぞれだ、ということです。「東大に受からなかったから人生失敗だ」、と思う人もいれば「生きているだけで最高だ、死ぬ以外のことはかすり傷だし、失敗なんてたいしたことない」と思う人もいます。すなわち、幸せのボトムラインを自分で定義して、自分なりの「失敗」のラインを定めることができるのです。

 

ですので、まわりからどれだけ「あれは失敗だ」と言われようと、自分が「失敗ではない」と思っていればそれは失敗ではないのです。結局、自分の身は自分で守るものですしね。

 

死んでしまったらそこで本当に終わりの人生なので、他人の細かな言動を気にせず、自由な人生を謳歌したいものですね。 

ぜんぜん気にしない技術

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