「メルカリ」を使ってみたら、独自の文化があっていろいろ面白かった。そして、すぐ売れるんだね本当に。

最近「メルカリ」というフリマアプリを始めた。

引越を前に、いろんなモノを捨てているんだけど「もしかしたらこれら、ネットオークションで売れるのでは?」と思ったことがきっかけだ。

 

そのなかで、ヤフオクはちょっといろいろ面倒な感じがしたので、いま流行りの「メルカリ」を使ってみることにした。スマホで簡単に出品できる、とかいうアレ。

で、実際に出品してみるとこれが本当に簡単だった。

基本的な流れは、出品物の写真を撮る→値段やカテゴリなど出品の条件を決める→出品、という具合だ。時間にして、1分くらいでできる。いい時代になった。

 

文化が面白い

そんなメルカリ、いろいろ独自の文化があって面白い。ユーザー層がアレなので、ちょっと戸惑う部分もあって、とにかくそれがおもしろい。

 

とにかく値下げしてくる

リアルも含めて、あまりフリマに馴染みがないので、「フリマとはそういうもの」と言われてしまえばおしまいなんだけど、とにかく値下げ交渉がすごい。

もう、出品してちょっと経つと、すぐに「◯◯円になりませんか?」とか「△△円なら買います」だの、とにかくあいつらはすぐに値切ろうとする。

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 「コメント失礼します!!」も余計だし、出品していきなりこのような値下げ交渉が始まったので少し面食らってしまった。

そしてこれ、僕だけでなくたいていの出品物にこのようなコメントが付いている。もしかしたら、すんなり売買が成立する方が稀なのかもしれない。

他人の10000円の出品物のコメント欄に、開始数分で「5000円にならないですか!?」と書いてあった時にはさすがに笑ってしまった。なるか、ぼけ。

 

謎の「いいね」ボタン

このメルカリというアプリには、Facebookよろしく「いいね!ボタン」というものが付いている。

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たまに出品物に対して「いいね!」が付くことがあるのだけど、正直どんなメリットがあるのかさっぱり分からない。

アルゴリズム的な問題で、「いいね!」が付くと上位に表示されやすいとかあるんだろうけど、押してる人も、どんな気持ちで押しているのか分からないし、この「いいね!」に対する「だからなんやねん感」がどうしても拭えない。

これほど嬉しくない「いいね!」もない。

 

購入後の不払いがしばしばあるっぽい

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他人の出品物の紹介ページに、「お支払いいただけない場合は購入しないでください」的なコメントがたまにある。おそらく、購入したはいいものの支払いをしない、ということがしばしば行われているっぽい。

僕もまさにいまその状況で、値下げ交渉に応じて購入してもらった挙句に、支払いが滞るという謎のコンボを受けている。しかも、確認のメッセージに返事がこないときた。なんだこれ。

逆に、出品者も出品者で、紹介のコメントが雑だったり、コメントに対する対応が雑だったりすることもある。

なんというか「まぁ、メルカリだしなぁ」という感じ。それはそういうもの、と受け入れるしかないんだろうな、これは。

 

とは言っても、売れるものは普通に売れていくので、「本当に売れるんだな」というポジティブな驚きもあった。その点に関しては普通にすごいと思う。

特に、最初売れたものは、引越しのために捨てようと思っていた服だったので素直に嬉しかった。それに、購入者へ到着後に「大切に使わせていただきます!ありがとうございます!」みたいなコメントをもらったときは普通に嬉しくていい気分にもなった。

GEOとかブックオフとかでモノを売り買いしたことはあったけれど、こうして直接人とやり取りすることで、リアルにモノの循環を感じることができたことは、これまでにない新鮮な感覚だった。

なのでぜひ「要らないけど、捨てるのもなぁ…」というものがあればぜひやってみればいいと思う。