初めて仕事にやる気が出た、先輩からの言葉

平日はいつも、だいたい定時過ぎくらいの時間(19時過ぎ)くらいには積極的に退社するようにしている。あまり自慢できるようなことではないが、仕事が終わっていても、終わっていなくても定時を過ぎたら、帰っている。

今日も、いつもどおり19時過ぎくらに荷物をまとめ、1階に降りるエレベーターに乗ろうとすると、ある先輩と鉢合わせた。

その先輩は僕が会社のなかで数少ない、「こういう人になりたい」と思っている人で、仕事ぶりもテキパキしているようにみえる(一緒に仕事したことないけど)。少なくとも、「その人がいなくなるとヤバい」支柱的な存在だ。(そもそもその体制は会社的に間違っているのだけど)

そんな先輩が、同じエレベーターのなかで「効率のいい働き方だと思う。マジでそのままでいいと思うよ」と言ってくれた。おそらく、いつも定時で帰る自分に対して、「まわりの意見とか気にしなくていいよ」的な意味合いを込めてのことだと思う。あのトーンは皮肉とかじゃなくて、本音だったはず。

正直なところ、仕事をするのが(会社がどうのとかじゃなくて、賃金を得るために労働することが)とても嫌いで、毎日「あーはやく帰りて―なー」と思いながら仕事をしているんだけど、入社してから今日まで働いてきていっっっちばん嬉しかった。マジで。「優秀」とか「デキる奴」とか、そういう褒め言葉より、何十倍も嬉しかった。誇張ではなく、明日からも(定時に帰れるように)頑張ろうと思った。平日は、毎日いかに早く帰るか?ということだけを考えて過ごしているんだけど、こういうことをさらっと言ってくれる人がいるだけでかなり助かる。

これは、よくよく考えてみると「自分もはやく帰りたい」と思っている人にとって、若手にかける言葉としてはかなりの効力を発揮するものだと思う。若手は、「このままでいいんだ!明日からも積極的に早く帰るで!」って思うし、そういう人が増えることで、声を掛けた本人も自然に帰りやすくなる。結果、みんなが幸せになれる。

正直、IT系の企業(僕の会社の人だけかもしれないが)はみんなFacebookだの、Twitterだのを見ながらダラダラ仕事をし過ぎだ。見れてしまう環境にあるから、仕方ないことなのかもしれないけど、そんなんやってたらいつまで経っても仕事終わらんやろ、と思うのである。

もし、後輩ができたら「いつも帰るの早いな。最高じゃん」って毎日送り出せる先輩になりたい。