楽天で15000円の防災グッズセットを買ったのでレビューする
最近買ったんですよ、防災用バッグ。
3年前に関東に引っ越してきからずーっと「地震対策しておかなきゃ」と思っていたのに、やっぱり心のどこかで「まぁ、なんとかなるっしょ」みたいに楽観視していて全然揃えてなかったんです。けど、この間ふと「いま、くそでかい地震が起きたらどうすればいいんだ?」って考えたときに、何も分からなかった。ちょっとこれはやばいなと思ったわけです。あと、sugeさんのこのツイートにはドキッとした。
もうみんな余震の事忘れたのかな。地震避難グッズとかそういう備えしてないでしょ?
— 水 (@ssuge) 2011, 5月 5
「天災は忘れた頃にやってくる」とはよく言ったもので、ピリピリした時期を超えて、やっと落ち着いたころくらいにどうせまたやってくるんです。ここは日本だから。そんなとき、過去の反省や学びを活かしきれなかったり備えを怠っていると、全てが無駄になってしまう。それだけは避けたいということで、今回楽天で2人用の災害用バッグを買いました。以下が、今回買ったやつ。
一式取り出してみる
箱の中からグッズを一式取り出してみます。バッグ2つと、2人分のそれぞれのグッズが入っています。
グッズ一式の紹介がなされた紙が入っています。ちゃんとクリアファイルに入っていて律儀。
まずは軍手。
軍手は、あるだけで心の安心レベルが1段階高まる気がする。ただ、「軍手」よりも「皮手袋」の方が頑丈で役立つという情報も。どこまで突き詰めるかはそれぞれが決めることなので、そういう判断もアリかも。
防災の新常識「防災グッズ」に入れておくとかなり役に立つ身近なモノ
手回し式充電ラジオ「ミニライトプティ」です。ラジオは必須。こういうタイプのラジオって意外に大きなイメージだったけど、小型軽量で持ち運びやすそう。
水だけで発熱するタイプの加熱パック。「そもそも温められるものがその場にあるのかどうか」という大きな問題はあるものの、心強い味方。
ラップは食事の際の洗い物を減らしてくれたり、応急処置に使えるそう。
ストックしておきたい! 災害時、めちゃくちゃ役立つキッチンアイテム・5選|CAFY [カフィ]
「あずきバー」で有名な井村屋のようかん。5年間も保存が効くらしい。
大事な水。1人につき500mlのペットボトル3本入っていました。1500mlだと結構すぐに底を尽きそうなので、あまりガブガブは飲めないだろうなぁ。
ご飯も入ってます。
炒飯とか牛飯、梅じゃこご飯など豊富なレパートリーが地味に嬉しい。そうなるともはや「じゃあ、白飯ってなんやねん」という気持ちも出てくるが、フラットな味を楽しみたいときもあるのだろう。
基本的には水でイケるっぽいです。なので、さっきの加熱袋で98℃まで熱した水を使うと温かいご飯が食べられるってわけですね。
食べ物ゾーンはここまでで、これはサラシ。なにかを固定したり、巻きつけたり、とりあえず持っておいた方がよさそう。
災害時に外に放り出されたとき、雨が降っているとかなりしんどそうなのでレインコートはけっこう嬉しい。寒さもしのげるしね。
災害用トイレはかなり重要。1日分 × 5回分が入ってるとのこと。
笛も入ってます。たぶんこれを使うときは、かなりエマージェンシーな状態だと思うので、あまり想像はしたくない…。
コットン、絆創膏などの応急処置グッズも完備。これはちょうど2人分というわけではないので、いい感じに半分ずつに分ける必要があります。
個人的に、災害時にリアルにいちばん助かるのはこれなんじゃないかと思う。防寒断熱のアルミブランケット。とにかく、「寒さ」がとてもこわいので、こういう暖める系のグッズはとても助かる。
最後にバッグ。ダサくてちゃちい感じがするけど、これはまあしかたない。別に被災時に他人のバッグのデザインになんて興味はないはずだし。
入れてみました。写真では表現しきれていませんが、だいぶパンパンになります。たしかにダサい。すごくダサい。まぁでも、これで3日くらい生き延びられるチャンスが生まれると思えば、いいんじゃないでしょうか。
これを玄関前に置いておいて、いざとなればこれだけ持って非難する、と。
別に、「これを買ったからもう安心!」なんて1ミリも思っちゃいないけど、実際に災害時に、役立つ防災グッズがたくさん詰まったこのバッグを持っているとずいぶん助かると思うのでそれだけでも15000円払う価値はあるかなと。たとえ、生死を分けるようなことはなくても。