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【レビュー】東京03 第7回単独ライブDVD『スモール』感想

最近、改めて東京03の単独ライブDVDを見返しています。東京03のコントは単純な「お笑いライブ」の域を超越して、「東京03」という喜劇のジャンルのようなものだと思っています。特に最近はそう。

彼らの単独ライブDVDは第5回〜第16回まで観てきているのですが、改めて感想をこのブログにアップしていこうかなと。(第4回の『夏下手男』は絶版でなかなかレンタルショップでも見つからないんですよね…。) 

第7回単独ライブ『スモール』

今回見たのは第7回単独ライブ『スモール』です。 発売は2008年。今から8年前の単独DVDですね。

この単独ライブは、全ての東京03のライブのなかでも個人的にはトップ5に入るくらい好きなライブ。

タイトルにある「スモール」、最初観たときは「ん?どういうことだろう?」って思うじゃないですか。その謎はオープニングコント「チーム」ですぐに明かされます。そう、めちゃくちゃ「小さい」んです。主に、大ボケ役の角田がとにかく小さい。「こいつ、ちいせぇなあ!笑」って、誰しも思います。

東京03のライブではタイトルにある要素がすべてのコントに通底しているところがあるので、タイトルとその中身を想像して答え合わせをするというのも醍醐味のひとつなんですよね。

全体的に、「小さい男」というテーマでコントが繰り広げられるのですが、個人的にいちばん好きなコントは「営業スタイル」というネタ。長さは10分くらいで、東京03のコントのなかではいたって普通の尺ですね。

これは営業担当のサラリーマン(角田、豊本)が、とある会社の社長(飯塚)にオフィスでの鑑賞用の水槽を売りに来るという内容。なのですが、その豊本・角田の営業社員がとにかく両極端な性格の人間で面白い。まあもうこれは、「観てくれ」としか言いようがないんですが、ホントに「こういう露骨なヤツいるよなー」と思いながら笑える感じ。

東京03のネタといえば、なんといっても衣装としてスーツを着ているのがひとつの大きな特徴として挙げられます。スーツを着るのはたいていサラリーマンなわけですが、そのサラリーマンの普段の何気ない日常、仕事のワンシーン、ちょっとした休憩時間のやりとり、その面白みを拾い上げ、面白く膨らまし、ネタとして何倍にも昇華してしまう。それが、東京03の面白さなんです。

この「営業スタイル」もまさにその特徴表れたネタと言えるでしょう。なんといっても「営業」ですから。ドンピシャリです。

 「義兄弟」「儀式」も最高

その他のネタといえば、「義兄弟」「儀式」も最高です。特に「儀式」は、角田のキャラ的なおもしろさがずば抜けています。多分、角田のキャラが立って、ネタで何度もアドリブ連発するようになったのはこのくらいの時期からなんじゃないかな。

「義兄弟」のストーリーも秀逸です。序盤の飯塚と角田のシンプルで面白いやり取りみたいな笑いから、もっと大枠のストーリー自体の構成のおもしろさまで、余すこと無く楽しめるネタ。ラストのネタはこれくらいしっかり構成を作りこんでくるのですが、もうここまできたら「お笑いのネタ」というよりは「喜劇」ですね。現代喜劇。テレビのバラエティ番組で見る4分間の尺のコントしか観たことだないという方にはぜひ観てもらいたいですね。

いまだとAmazon ビデオで観れるみたいですね。いい時代になった。 

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