「人生一回こっきりなんやから」:これは必携したい『夢をかなえるゾウ』読書メモ
2011年に発売され、大ベストセラーとなった水野敬也氏の「夢をかなえるゾウ」の読書メモを残しておきます。
アホか。みんな『あの人たちは特別だ』そうやって自分に言い聞かせて、結局やらされ仕事に埋没してまいよるんや。いや、ええんやで。それは別に悪いことやあれへん。やりたくないことやる人も社会には必要やねん。でも自分、成功したいんやろ。お金持ちになって有名になりたいんやろ。だったら、ホンマ自分がワクワクできて自分の持ってる力一番発揮できる仕事、探さんといかんねん。そんなもん、死ぬ気で探さんといかんねん。自分が『これや!』って思える仕事見つけたら、あとはそれやるだけやん。ひたすら楽しみながら頑張るだけやん。でも、九九パーセントのやつらが、『これや!』に出会えてへんねん。ここまで言うたら、もう、それが何でかは分かるやろ?
人生一回こっきりなんやから。
本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。具体的な、何かをな
人間ちゅうのは不思議な生き物でな。自分にとってどうでもええ人には気い遣いよるくせに、一番お世話になった人や一番自分を好きでいてくれる人、つまり、自分にとって一番大事な人を一番ぞんざいに扱うんや。たとえば……親や
自分の『これや!』て思える仕事見つけるまで、もう他のもんかなぐり捨ててでも、探し続けなあかんねん。収入が不安定とか、恋人や親が反対するとか、そんな悠長なこと言ってる場合ちゃうで。仕事まちがえたら、それこそ一生棒に振ることになるんやで
- ええか? 成功したいて心から思とるやつはな、何でもやってみんねん。少しでも可能性があることやったら何でも実行してみんねん。つまりやな、『バカバカしい』とか『意味がない』とか言うてやらずじまいなやつらは、結局そこまでして成功したくないっちゅうことやねん
- みんな知ってんねん。やりたいことやって後悔せんような人生送ったほうが幸せになれるてな。でもやらへんねん。何でや? それは、今の自分と同じこと考えてるからや。収入。世間体。不安。同じやで。
- 世の中に、どんだけぎょうさんの仕事がある思てんねん。しかも、その才能を判断する人、どんだけおる思てんねん。確かに、なかなか自分の才能は見出されんかもしれへん。けどな、それでも可能性を感じるところにどんどん応募したらええねん。そこでもし才能認められたら、人生なんてあっちゅう間に変わってまうで
この本はAmazonでもめちゃくちゃ評価が高いのですが、それもうなずけるくらい名言のオンパレードですね。必携して一生のバイブルにしたいレベルです。
また特筆すべき点が、この本は何十冊もの偉人たちの成功の秘訣について書かれた本からそのエッセンスを抽出してまとめてあるということです。様々なジャンルで活躍した偉人のモットーや大切にしてきたことをまとめて、それぞれを「課題」としてガネーシャが主人公(読者)に与えるという、なんとも即効性のある内容になっています。
もともとぼくは、この本がもとになった水川あさみ主演のドラマを見ていて、そのドラマがテンポがよくおもしろかったのですが、この本でもガネーシャと主人公とのやりとりは純粋に読み物として面白いです。
不満のある現状をなんとかして打開したい人、「成功」を収めたい人、以外の方にも広くオススメできる良著となっています。