【ゆるせない話】料理できる人は、すぐ「サッと炒めて」とか言うよね
ぼくは、全く料理ができません。
普段なにか”作る”と言っても、袋麺を茹でたり、目玉焼きを作ったり、レンジでパスタを作ったり…、とまぁそんな程度です。
「おまえ、それ作ったうちに入んねぇよww」と言われそうですが、これでもかなり頑張っています。そもそもフライパンを手に取る時点で相当気合が入ってますから。
そんなぼくですが、料理に関して疑問を抱くことがあります。
それは、
料理が好きな人は、すぐ「サッと炒めて」とか言うよね
ということです。
これは、できる側の人にとってみれば造作もないことかもしれませんが、全く作らない人にとってみればこの「サッと炒める」作業はかなりハードな作業なのです。それなのに奴らは、ことあるごとにすぐ「この野菜をサッと炒めて〜」とか言い出す。こちらの身にもなってほしいものです。
こういった言葉は他にもあって、少し考えていこうと思います。根絶やしにするべきなので。
「ぶつ切りにして」
なんですか、「ぶつ切り」って。
「切る」こと自体億劫なのに、「ぶつ」という指定まで入ってくる。このいい加減さがどれほど難しいことか、できる側の人たちはわかっていない。
Googleで調べてみました。
そもそも、「こだわり」のない作業は、完全に基本をマスターしてからできるようになってくるので、それができない人はどれくらいの大きさに切ってしまえばいいか全く見当もつかないものです。
かの芸術家ピカソは一見崩れた個性的な絵ばかり描いているイメージがありますが、それは絵画の基本であるデッサンなどの技術を完全にマスターした状態でいたのでできたことだと言われています。
3分で理解する『ピカソ』という絵描き - NAVER まとめ
それなのに、「こだわらずに」なんて指定をしてくるのはナンセンスなのです。まずは「基本のキ」から教えてくれよ、と。
ですので、この場合「ぶつ切りにして」などという曖昧な言葉を使わずに、「鋭利な刃物を使って、タテ◯センチ、ヨコ×センチくらいの大きさに切って」と表現すると、全くの素人もわかりやすく、よい目安になることでしょう。
「軽く湯通しして」
これもひどい。
「湯」で何かするのかな?とまでは想像できますが、「通す」とはどういうことなのかさっぱりわかりません。
わからなければ徹底的に調べてみましょう。ゆとり世代の最後の知恵です。
ゆ‐どおし 〔‐どほし〕 【湯通し】
[名](スル)
1 織物を湯に浸して糊気(のりけ)を取って柔らかくし、あとで縮むことのないようにすること。
2 肉・魚・野菜などを、さっと湯にくぐらせて、灰汁(あく)・臭みや油気を取り去ること。
これには愕然としました。
まず、1は料理に関係ないので置いておくとして2の「さっとくぐらせて」という説明。
「さっとくぐらせて」
「さっ」と「くぐらせる」、、、、?
この説明で分かる料理初心者がどこにいるというのでしょうか。
そもそも、これで分かる人は天賦の才を持っている人で、その後もすべてフィーリングでやってのける逸材でしょう。
ですので、「湯通しして」なんていう極めて抽象的な表現は使わずに、「耐熱性の容器に入れた◯◯℃に熱したお湯に、××秒間つけて温める」としたほうが絶対に分かりやすいです。
このように、料理ができる人はできない人にとって難しい作業をさも当然のような口調で説明するきらいがあるので、そこだけは十分に注意してほしいものです。