東京03のコントが観たい? ならば、まずは第11回単独公演「正論、異論、口論。」から攻めるべし。
キングオブコント2009での優勝からはや5年。最近、人力舎の芸人である東京03の地上波で活躍がよく観られるようになりました。
終了してしまいましたが、テレビ東京の「ウレロ」シリーズをはじめ、「ゴッドタン」、テレビ朝日の「ももクロchan」、日本テレビの「コントなやつら」、JFNラジオの「スク―ルナイン」など…。お笑いファンの中でも「知らない人はいない」という不動の地位を獲得し、今やNO.1の実力派コント芸人にまで上り詰めようとしています。
東京03の「単独ライブ」
そんな、東京03ですがコントのみで毎年単独ライブを行ってることでも知られています。2006年の第4回単独公演「夏下手男」から映像化されており、現在10本以上の単独ライブDVDがリリースされています。
単独DVDは何周も見ているのですが、いま改めて見返しているところです。ほんとに飽きないんですよ、東京03のコントは。加えて、こういったコントDVDには中には「コメンタリー」と称した副音声が収録されていることもあり、単純に2時間×2回の4時間は1度で楽しめるわけです。まさに1度で2度美味しいんですね、これが。
その単独DVDのなかで「おもしろい!」と思ったコントなどをいま集めたりしているのですが、特に必見のコントが多い回があります。それは第11回単独公演「正論、異論、口論。」です。
コント界屈指の実力と人気を誇る東京03!
全国5ヶ所(東京・石川・長野・名古屋・大阪)全20公演、1万人を動員した単独ライブツアー「正論、異論、口論。」より、東京(草月ホール)公演を完全収録!
彼らのライブを特等席で堪能できるのはこのDVDだけ!!
音声特典として大好評の東京03本人達によるコメンタリーも全編収録!
計7本のコントが収録されいていて、ぼくが特におもしろいのが「融通」、「お礼させてください」、「入居日」の3本ですね。
ということでそれぞれのネタの解説をしてみてもいいのですが、ナンセンスなので割愛しましょう。というのも、このへんについては思うところありまして。
「おもしろい!」けど、批評はしたくない
ぼく個人のスタンスとして、「批評」はしたくないんですよね。
「批評」は良い点も悪い点も同じように指摘し、客観的に論じること。「習作を友人に批評してもらう」「文芸批評」「批評眼」◇「批判」は本来、検討してよしあしを判定することで「識者の批判を仰ぎたい」のように用いるが、現在では、よくないと思う点をとりあげて否定的な評価をする際に使われることが多い。
純粋に「こうだから面白いよ!」というように、オススメだけしていきたいなと思っています。特にお笑いなんてものは、面白いと思うポイントは千差万別なので、批評はナンセンスなんですよね。ですので、「個人的にはこれが好き!」みたいに、好きなところだけを推していこうと思っています。あとは、ネタを細かく解説しても芸人本人にとって嬉しいことは何一つないんですよね。結局、「おもしろかったら笑う」だけでいいんですよ。
ということで、今回もネタの内容についてはあまり触れずに、興味を持った方にとにかく観ていただければいいなと思います。百聞は一見にしかずです。ごちゃごちゃ解説を聞く前に、実際に見て笑ってしまいましょう。