会社で社員が風邪を引いたら、問答無用で3日間出勤禁止にしたらいいと思う

働きはじめてから、風邪をひくことが多くなったように思う。

これまでは、高熱が出て寝込まざるを得ないようなひどい症状は、年間で2回くらいしかなかったんだけど、今年はすでに4月から数えて4回くらい風邪をひいて寝込んでしまっている。住環境が悪いのか、身体の免疫力が恒常的に低くなっているのか、原因は分からないけれど、体調を崩すことが多くなった。

働きはじめて、体調を崩すことが多くなって気づいたことは、会社員は1日でも休むといろいろ厄介だということ。学生→会社員とポジションを変えてきて、感覚的にいちばん大きく変わったのはここかもしれない。  

一般的に、風邪をひいたときのまわりの反応として、「まぁ、1日休めばなんとかなるっしょ」的な風潮があると思う。でも、思うのである。1日休んだところで治るわけないやん、って。これは個人の体力の大小にも依ると思うんだけど、僕個人として言えば、寝込むレベルの風邪をひいたら完全に元の状態に戻るには、体感で3日くらいかかる。この社会の風潮と、自分の体力のギャップがすごく大きくて、正直かなり苦しいときがある。

有給は年間で10日しかないし、社会的にそういう風潮があるので、1日だけ休んで、翌日頑張って体調が優れないなか出社するんだけど、これってほんと1ミリもいいことないよなーと思う。

まず、第一に全快するまでに時間がかかる。当たり前だ。本来はぐっすり休んでいないといけないところを、身体にムチを打って働くわけだから、回復が遅くなるのも当然だ。なんたってキツいしね。次に、そんな状態で働いてもパフォーマンスはめちゃめちゃ低いものとなる。体調が悪いのだから、これも当然。  

じゃあ、どうするかって考えたときに、考えられる選択肢としては、

• 風邪をひかない。

• 風邪をひいてもすぐに回復できるくらい、体力をつけておく。

• 会社が、風邪をひいた社員は3日間出勤停止にする。(!)  

ってのがあると思う。

上の2つについては、なかなか浸透するのは難しい気がしている。人には体力差があるし、どうしても風邪をひいてしまうときはひいてしまうからだ。どんなに入念に手洗いうがいをし、栄養のあるものをたくさん食べ、寝室には加湿器を用意し、就寝の2時間前には湯船に浸かり、その後手足を冷やすことなく、よく寝たとしても、風邪をひいてしまうときはひいてしまうものだ。実際に俺がそうだったからだ。

で、3つめ。ぜひとも、これを日本の会社に導入してほしいと思う。

文字通り、風邪をひいてしまったら、問答無用で3日間出勤してはいけないというもの。これ、労働者にとっては、けっこういいことづくめなんじゃないかと思う。経営者は嫌だろうけど。 「3日」というのは、だいたいの人がぐっすり寝れば回復するだろうというライン。これにも個人差があるのだけど、まぁこれくらいでいいかなというところ。

で、このシステムを導入することによって、どんなに会社に必要なエース級の人材であっても、常に3日間いなくなるというリスクがつきまとうことになる。ただ、これって捉えようによっては、「誰が抜けても運用できるチームづくり」をするきっかけになるので、すごく長期的にみたときに、いいことしかないんじゃないかなーと思うんだよね。 実際に会社で実現することはないだろうけど、自分がトップの立場になることがあったら、ぜひとも頑張って取り入れたいと思う。めちゃくちゃ難しいだろうと思うけど。