Web編集者としてのキャリアをスタートさせた2015年、いちばん興奮した記事。/ハイパーリンクチャレンジ2015
はせおやさいさん(@hase0831、id:hase0831)と、朽木誠一郎さん(@amanojerk、id:seiichirokuchiki)にバトンを回していただきました。そう、最近Web系のメディア関係者内で盛り上がりを見せているハイパーリンクチャレンジです。
偶然にも(!)2名の方からいただき、めちゃくちゃ光栄なのと同時に、とても恐縮しております…。
当チャレンジの概要は以下を参照してください。
要は、アイスバケツチャレンジの「Web記事」版で、「2015年に公開された記事のなかでベスト・オブ・ベスト」を決めようってことです。
ツイートしたように、ここに上がってくる記事を読むだけで2015年のwebの空気感やトレンドが分かって、とても勉強になります。同時に、「こんなコンテンツを作るスゴい人たちがいるんだな…」と絶望しますけど。
これ、集まった記事をひたすら読むだけでも勉強になりそう。 / “【ハイパーリンクチャレンジ2015】僕にとって今年1番おもしろかった記事。 #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け | 隠居系男子” https://t.co/lpRAWEnIOP
— shimotsu (@shimotsu_) 2015, 11月 27
2015年、いちばん興奮した記事
この記事です。
2015年は特にそう感じたのですが、やっぱりヨッピーさんの書く記事の持つパワーって凄まじいな、と。
この記事はいろんな意味で興奮するのですが、まずなんといっても密度の濃さがすごい。記事自体は、AV男優であるしみけんさんに1日密着して、その模様をヨッピーさんがレポートするという至ってシンプルな内容。けれど、ちゃんと1日の中のそれぞれのシーンを切り取って、「ヨッピーさん」というフィルターで包んで読者に届けてくれる細やかさと、そもそもの情報量の多さに圧倒されました。
こんなに濃厚なこってりとした記事を書かれたら、正直、多くのライターは「こんなことされたらもうやってらんねぇ!」ってなるんじゃないかなと。それくらい、破壊力のある、ボリュームたっぷりのコンテンツです。いやもう、ちょっと器から溢れてるくらいですかね。
また、AV男優という「知っているはずだけど、意外に知らない」っていう絶妙なラインもいいですよね。この記事ではお笑い要素がすごく強い感じになっているけど、こういう「意外と知らない」人たちに密着して、ライトなWebの記事という形式にして伝えることって、すごく意義のあることだと思います。おかげで、AVの撮影前は「年齢確認を必ず行う」という知識も身につけることができたし。
そういう意味でも、今後Webで重厚なコンテンツを世に出していきたいぜ、っていう人にとってはとても貴重な資料になるんじゃないかと。
あと、だらだら感想を述べてしまったけど、「普通に誰が読んでも面白い」ってのはスゴいことだと思います。ほどよくゲスくて、おもしろい。読んでいない方はぜひ読んでみてほしいです。
「シムシティ」の記事もヨッピーさんだし、特に今年のWeb業界は彼なしに語ることはできないんじゃないかなあと思いますね。
2015年、自分が関わったなかで印象に残っている記事
2015年は新卒として入ったweb系の企業で、Webの編集者(厳密にはコンテンツディレクター)としてのキャリアを歩み始めた年でもあります。
主にオウンドメディアの運用に携わっているので、みなさんのように自分の記名記事とかはないんですけど、強いて挙げるならこれでしょうか。
理由はすごく単純で、はじめて自分が企画・ディレクションした記事だから、です。
このメディアには著名人に睡眠についてインタビューのコーナーがあるのですが、「フリーで働いているブロガー」の生活リズム(特に睡眠面)ってけっこう色んな人が興味あることなんじゃないだろうか?と思って、goriさんに取材を試みたんです。そのときgoriさんとは初めてお会いしたのですが、とても快活な方で、いろんな引き出しからお話をしていただいたのを覚えています。
すごくバズったとか、めちゃくちゃ反響があったとか、そういう域には達していませんが、とても印象に残っている記事です。多分、一生忘れないんじゃないかな。
2016年は、できればさらに「これは僕が作りました」と胸を張って紹介できるものが増やせればいいかなと。
次に回したい方
次は、よくブログやTwitterで僕のことを紹介してくれて、最近メディアでのライティング活動も再開しているくいしんさん(@Quishin)、『SOLO』というメディアで連載をしたり、BLOGOSにブログの記事を転載しているチェコ好きさん(@aniram_czech、id:aniram-czech)にお願いしようかなと。
いつも鋭い洞察力を持って記事を読んでいるであろうお二人が2015年をどう振り返るのかに、すごく興味があります。ぜひとも、ご協力いただけると幸いです!