会社員ブロガーはみんな「Blog @narumi」を目指せばいいと思う。まぁ、無理だけど。

初めに言っておきますと、僕はなるみさんにお金をもらっているわけでも、命を握られているわけでもありません。ただ、一読者として思うままのことを書いていこうと思います。

 

みなさん、「Blog @narumi」というブログはご存知でしょうか。


Blog @narumi

タイトルから見てわかるとおり、「narumi」さんという方によるブログです。サブタイトルに「まとめ職人がほぼ毎日更新するブログ」と書いてあるように、この方はNAVERまとめのカリスマ職人です。

 

僕はこちらのブログをほぼ毎日読ませていただいているんですけど、ほんと、このブログって理想的なんですよ。特に会社員ブロガーにとって。

 

さらっとしてて、めっちゃ読みやすい。

まず、なんでもいいのでこのブログの記事を読んでみてください。これとか。


渋谷に「ヤフオク×ブックオフ」 無料で毎月3冊もらえるので行ってきた : Blog @narumi

 

なんとなーく導入が始まって、すんなり本文に読み進んでいけることがわかると思います。これは、とても「ブログ」っぽいなと思っていて、無駄に肩肘張ることなくゆるゆるとして気分で読めるんですよね。

 

初めて読んだとき、なんかすごく新しい感じがして「ブログ」という自由なフォーマットを最大限活かしてるという印象を受けましたね。「スタイルがないのがスタイル」というか。

 

かなり写真が多く、パッと見ただけでだいたい分かる

そして、こちらのブログはかなり写真でのレポートが多いのも特徴的です。これとか。


極上ウニをとろける生肉で巻いちゃう…! 勝どき「かねます」がやばすぎる : Blog @narumi

 

この記事に使われている写真を数えてみると、17枚ありました。はっきりいって多すぎです。でも、めっちゃわかりやすいし、イメージが膨らみます。

なるみさんご自身、「意図さえちゃんと伝われば、文字すらいらない」とおっしゃっているとおり、かなり写真のイメージで訴えかけてくる記事が多いです。

写真を多く使うということは、それだけで記事のボリュームを増やすことができます。文字ですら表現できない情報を、写真で分かりやすく伝えられる他、記事のボリュームまで大きくできる。これこそ、「ブログにあまり時間をかけられない」という会社員にこそうってつけだと思うんです。

 

どちらかというとマイルドなネタが多い

やっぱり、「ブログ」というと最近では「炎上」のイメージが多いと思います。まぁ、仕方ないんですけどね。


俺のイケダハヤト論--誰よりも良記事を生み出した天才編集者 : Blog @narumi

 

ところが、なるみさんのブログはあまり炎上しているところを見たことがないんですよね。

グルメとかレビューとか、炎上のネタにならないようなマイルドなネタを意識的に選んでいるのではないかと僕は推測しています。やっぱり、会社という組織に属している以上、炎上とかって好ましくないじゃないですか。ですが、こちらのブログのような立ち振る舞いをしていれば、PV数が増えても炎上はしない、という理想的な会社員ブログができあがるんですね。

 

サクッと書いてる。たぶん。


予約フォームをさくっと作って埋め込める「appo.in」を使ってみた : Blog @narumi

 

これは推測でしかないんですけど、このブログはおそらく30分くらいでサクッと書かれているような気がするんですよね。もし、仮にそうじゃないにしても、そう思わせるような構成ってだけで十分すごいと思います。

で、会社員ブロガーにとって「サクッとおもしろい記事を書ける」ってやっぱりすごいことだと思うんですよ。時間も、きっちりとした記事を書く労力もないけど、30分なら踏ん張れるって人は多いと思うので、やはりこの点からみても「Blog @narumi」は理想的だと言えます。

 

まぁ、無理なんですけどね 

逆説的で身も蓋もないですが、「なるみさんみたいなブログを書こう!」と思っても無理だと思います。これだけさらっと読みやすいブログを書けるのは、記者時代やNAVERまとめの編集から得られた知見によるはずですからね。

ここでわかったのが、「Blog @narumi」も含めてそうですが、人気のブログって何かしら独自のフォーマットみたいなものがある気がするんです。

 

それをいかにして見つけて、書き続けるか。

結局、いいブログにしていくためにはこれが一番重要なんじゃないかと思います。そのうえで、なるみさんのブログはいい研究材料になるというか、「ブログってこういう書き方でもいいんだ」という、ひとつのいいモデルになるんですよね。

だから、「ブログってこうあるべき」とか「良記事の書き方」みたいなものに囚われずに、何かしら自分なりの新しいスタイルを確立していけば、人から「あのブログはおもしろいよね」って言ってもらえるようなブログになるんじゃないかなと。

では。