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ヒカリエがきらいだ

先日、用があって渋谷ヒカリエに行った。

初めてだったのであまり構造を理解できずに、最初は右往左往していたんだけど、まず目についたデカいエスカレーターに乗った。目的地は11階だったので、11階で降りた。

すると、どうだろう。

退社時間とちょうど被っていたこともあったが、駅の改札みたいなところから続々とLINEだかKDDIだかDeNAだかの社員がぞろぞろと出てくる。そんな素敵な環境で働いてる人たちからしてみれば、こんなところに迷いこんだ大学生なんて虫けらだと思ってるんだろうなーって、思った。

なぜだか、足がすくんでしまった。

そもそも社員証ってなんだ。うちの父親はそんなもの持ってなかったぞ。それに、「ピッ」ってやれば通れる改札みたいな機械、あれも一体なんなんだ。

せめて、「ここは、お前ごときが来ていい場所じゃないんだよ」みたいな顔をしてくれればよかったのに、みんな一切他人のことなど気にする間もなく、帰宅を急いでいた。

なんか、見てはいけないものを見てしまった気がする。

あんな綺麗な高層オフィス、一生立ち寄れないような場所に簡単に足を運んでしまったのが間違いだった。

 

都会は、見えなくてもいいものがいくらでも目に入ってしまう。

ちょっと麻布の方に行けばいかついスポーツカーが走ってるし、新宿なんかにはその辺で寝てる人だっている。

これは、田舎では見なかった光景だ。

田舎はいい意味で余計なものが目に入ってこない。綺麗な高層ビルに入ったオフィスも、社員証をかざすだけで通れる改札みたいなやつもない。まぁ、これは僕が見たことがなかっただけかもしれないが、関係者以外見ることが不可能なら、それはそれでいい。

でも、ヒカリエはそういう明らかに違うであろう人たちを嫌でも見ることになる。10階まではまだ大丈夫だったのに、11階になると途端にそんな感覚に襲われる。

 

だから、ヒカリエがきらいだ。