『水曜日のダウンタウン』で爆笑した「説」33選
去年から毎週楽しみにしている番組に『水曜日のダウンタウン(TBS)』がある。その名の通り、”水曜日”の22時から放送される、”ダウンタウン”が出演しているバラエティ番組だ。この番組がめちゃくちゃおもしろくて、ほんっとに「制作陣(主に藤井健太郎)は天才だな」と毎回思う。
特に好きなのは「説」のプレゼンコーナー。
プレゼンター役の芸能人が自らが考える「説」をパネラーにプレゼン。また、その説が本当に正しいのか否か、検証実験やロケ、アンケートを行う。
それぞれの説自体は各芸人さんが考えているものだと思うけど(もしかしたら違うかも)、毎回、この説が面白すぎる。そういう意味では、結局芸人が面白いということになるのかもしれないが、放送するという最終ジャッジを下すのはプロデューサーやディレクターなので、やっぱりこの番組の制作陣は天才だと思う。この番組におけるキーマンは藤井健太郎(@kentaro_fujii)さんという方で、つまるところ、この人がめちゃくちゃすごい。10月に放送された「ドッ喜利王」という、ドッキリと大喜利を掛け合わせた企画の番組(これがまためちゃくちゃおもしろい!!)も手がけていて、いまいちばん面白いテレビマンだと思う。
▼藤井さんについては、こちらで著書の紹介もしています!
前述した「説」のプレゼンコーナーは、「説」を検証するVTRはもちろんのこと、「説」のタイトルそのものがもう面白い。ラテ欄がすでに面白い。Wikipediaにこれまでの放送回の「説」の放送内容が網羅されていたので、そのなかで特におもしろいと思ったものをピックアップしてみる。
爆笑した「説」・33選
「引退後の力士の髪型が総じておかしいのはマゲで後ろに毛穴が持っていかれているから」説
「SFの未来 読み甘い」説
「街のとてもやっていけてるとは思えない店 実は地主」説
「勝俣州和 ファン0人」説
「鎖鎌 最弱」説
「冬眠から目覚めた熊 その日の夜はさすがに眠くならない」説
「ウド鈴木 いい人行き過ぎてクレイジー」説
「勝俣州和の名前 漢字で書ける一般人0人」説
「バケツリレー 実は効率悪いんじゃないか」説
「バラエティ番組の黒人枠 向こう10年ボビー」説
「福男 選ばれた時点でその年の運使い果たしてる」説
「100歳の人の話 今聞いておかないと後悔する」説
「売れてる芸人が連れてる後輩芸人 ほぼほぼポンコツ」説
「街中のコワモテがイヤフォンで聴いてる曲 やっぱり長渕」説
「テレビのヴォリューム100 不要」説
「20歳を超えたサーファーに童貞などいない」説
「蛭子能収を超えるクズ そうそういない」説
「布袋のギターを遠目から携帯で撮影するとQRコードと認識されどこかのホームページに飛ぶんじゃないか」説
「ジャイアントスイング かけた方とかけられた方のダメージ とんとん」説
「村会議員なら誰でもなれる」説
「目出し帽 犯罪者しか買ってない」説
「一番痛い凶器 なんだかんだでパイプ椅子」説
「コインランドリーで年越しちゃうヤツ 人生に絶望してる」説
「年金貰ってるドレッドなどいない」説
「ヘッドスライディング 赤字」説
「ドラマの電車と並走するシーン ベン・ジョンソンならホームの端まで並走できる」説
「パンパンのリュック背負ってる社長 マジで0人」説
「松本人志 ロシアのスパイ」説
「内陸国 海軍要らない」説
「宇多田ヒカル/First Loveの『誰を思ってるんだろう』の部分 カラオケで全員『誰を思ってるんだはー』と歌う」説
「夏の沖縄で日サロに行くヤツ どうかしてる」説
「国道1号線に落ちてる服を拾いながら歩いたら名古屋くらいで全身揃う」説
「目出し帽 犯人しか買ってない説」みたいに、たしかに!と膝を打つようなものもあれば、「勝俣州和のファン0人説」みたいなむちゃくちゃ言ってるやつもあってとてもいい。
特に、「20歳を超えたサーファーに童貞などいない」説、「国道1号線に落ちてる服を拾いながら歩いたら名古屋くらいで全身揃う」説、「街中のコワモテがイヤフォンで聴いてる曲 やっぱり長渕」説あたりは、タイトルだけでもうお腹いっぱいになるくらいおもしろい。
これだけのクオリティで毎週楽しませてくてるから、もう最近は「面白い!」を通り越して、普通に感心するようになってしまった。優秀なスタッフが揃ってるんだろうなぁ。
タイトルだけ見てこの番組が気になった方はぜひ見て欲しいと思う。DVDもあるよ。
「テレビはつまらない」って世論の受け売りみたいに言う人もいるけど、やっぱりそれでも面白い番組はあるし、テレビには今でも楽しませてもらっている。
「つまらない」ってドヤ顔で言うことは、「おもしろさに気づけない鈍感さ」を大声でアピールしているようなものだと思うから、そういうのはあんまり声高に主張するものでもないよなあと思う。