新卒で働き始めて3ヶ月経って感じたことは、「働きたくねぇな」ってこと。
4月に新卒で入社して会社で働き始めてから3ヶ月が経ち、もう4ヶ月も過ぎようとしている。時間が流れるのは早いな…。
働きながらそれなりに考えることがあったので、これまでを振り返る意味で、分かったこと・感じたことを書いてみようと思う。
これまで以上に時間の使い方が重要になってくる
学生時代は、無限に時間があった。
いや、実際は無限ではないけれど、とてつもなく時間を持て余しており、「どうやって時間を使うか」なんてことを真剣に考える機会はなかった。
なかには「俺は学生時代から、時間を最大限有効に使うこに心血を注いでいた」という人もいるかもしれないが、少なくとも僕は”規範的”な大学生として、日々を怠惰に過ごしていた。あまりに暇すぎて、こんなこともしていたのだけれど…。
ところが会社に入って、日常に発生する暇な時間が、土日と、平日に家に帰って寝るまでの数時間のみになってから、この感覚が一気に変わった。これまでにはなかった、「時間を有効に使おう」とか「寝てたらもったいない」みたいな気持ちが湧くようになってきた。これが良いことか悪いことかはわからないけれど。
例えば、普通にこのまま生活するとするなら、あとは60年くらい働いて死ぬだけだから、時間の使い方には慎重に、真剣に考えないと後からしんどくなるだろうなー、みたいな想像だけはしている。
少しだけ経済的に余裕が出てくる
やっぱり毎月ある程度給料をもらうようになってから、これまでとは少しだけ金銭感覚が変わってきたように思う。さすがにそこまでぶっ飛んだ消費はできないけれど、週1回飲みに行くとか、本を値段を気にせずたくさん買える、みたいなのは素直にいいなあと思う。
学生時代は家賃以外の50,00円で全てをやりくりせざるを得なかったので、その時期に比べると少しセレブになった気分だし、正月に西友で買った切り餅だけを醤油で食べる、みたいなことをしなくていいと思うと安心する。
ただ、貯金はほとんどできていない。若いうちはお金そのものの価値より、お金を使って得られる経験やインプットの方がはるかに価値が大きいと思っているので、そこはまあいいかなって感じ。
「会社」の存在が生活の大部分を占めるようになる
まぁ、これは当然っちゃ当然なんだけど、思考のほとんどの部分を「会社」に占領されてしまう。これは、「会社サイコー!」「社会人サイコー!」という類の人にとってはすごくいい環境で、そういう人も結構いると思うんだけど、自分はどうしてもそっち側にハマれなくて、やっぱり「働きたくない」という考え方がベースにあるんだと再確認した。これは、実際に働く前にはそんなこと考えていなかったのだけど、働きはじめて気付いたことだ。
一週間のうち5日もほぼまるまる潰れてしまったり、土日も完全に仕事のことを振りきれなかったり、やっぱりどうしても現代人は「働きすぎだよなー」とか思ってしまう。なんかもっとこう適当でいいし、なんだったら「天気がいいから今日は休みます」みたいなのがまかり通る社会がいいし、『ミッドナイト・イン・パリ』風に言うと、自分が感じる黄金時代は、狩猟とか採集とかやってた時代なんじゃないかなーとすら思う。
たぶんこの辺の感覚は、id:phaさんとか森博嗣さんからの影響によるものだ。
ただ、これは環境が変わるとまた意見も違ったものになるようなものだと思うので、環境を変えるか、諦めるかのどちらかなんだろうな、というふうに決着をつけている。
もうちょっとあるけど、だいたいこんな感じだろうか。たぶん、3ヶ月かけて実感したことは、ここからはそうそう覆ることはないと思う。とりあえず、これからは当面の目標である、「地元の鹿児島でゆっくり暮らす」を達成することを考えてやっていこうと思う。